排卵は脳下垂体からLHというホルモンが一度に大量に放出されること(LHサージ)が引き金になって起こります。このため排卵の前日に尿中LHが急に上がります。排卵検査薬はこの尿中のLHの急上昇を調べる試薬です。排卵が近くなってきた頃から尿をとってLHを調べ、陽性になった14-26時間後(半日から1日後)あたりが排卵日になります。尿中LHを調べる試薬は薬局でも市販されています。
ただ、尿中LHから間接的に排卵時期を予測するため、この検査のみで排卵日を予測するのは難しい場合があります。月経不順の方などは毎日この検査を行っても、1カ月間ずっと陰性や逆にずっと薄く陽性という場合もあります。また、人によっては排卵しているのに排卵検査薬が陽性にならない人もあり、排卵時期でもないのに排卵検査薬が陽性になることもあります。とくに月経不順の方ほど排卵検査薬を使ってみたいと思われるかと思いますが、月経不順の方ほど排卵検査薬の結果は当てにならない場合が多く、超音波検査と合わせて行って初めて意味のある結果が得られるものになります。