プレ妊活/ブライダルチェック外来

未来の家族計画を、いま始めよう。
プレ妊活/ブライダルチェック外来
ー あなたの妊娠準備をトータルサポート ー

安心と信頼の30年以上の実績で、妊娠しやすさをチェックし、最適なアドバイスを提供します。

プレ妊活/ブライダルチェック外来(自費診療)
妊娠しやすさをチェックする

今すぐではないけど、いずれ妊娠を考えている女性・男性のための外来になります。
当院は1991年から30年以上にわたり不妊治療・体外受精を行っており、多くの妊娠を希望されるかたを診察してまいりました。それらの経験を踏まえ、当院のプレ妊活/ブライダルチェック外来では検査の結果をただお伝えするのではなく、妊娠を急ぐ必要はないのか、それとも早めに妊娠したほうがよいのかなど、今後の妊娠に向けてより詳細なアドバイスをします。
また今すぐに妊娠するつもりがない場合には、当院では卵子凍結も行うことができます。検査の結果で残りの卵子の個数が少ない場合などには卵子凍結も視野に入れた提案をさせていただきます。
なお、TOKYOプレコンゼミによる検査をご希望のかたは、東京都の実施するゼミの受講を完了されたのちにお電話にて問い合わせください。

女性の検査

検査名 検査種類 検査内容 目安の金額(税込)
AMH 血液 卵巣に残された卵子の数を反映します 7,700円
経腟超音波 内診 子宮・卵巣の基本検査で、子宮筋腫・卵巣嚢腫などの有無を調べます 3,300円
甲状腺 血液 流産・早産などに関わります 3,850円
クラミジア抗体 血液 クラミジアの感染歴を調べます 3,300円
肝炎 血液 B型肝炎・C型肝炎の有無を調べます 4,400円
感染症 血液 梅毒・HIVの有無を調べます 6,600円
貧血・血清鉄・ 肝機能・腎機能 血液 一般的な健康状態をチェックします 2,200円
子宮頸がん 内診 がん検診。直近1年以内に検査を受けている場合には不要です 5,610円
自治体の補助券も使用できます
HPV高リスク型検査 内診 子宮頸がんの原因になるハイリスク型HPVに罹患しているかどうかを調べます 4,400円
風疹・麻疹 血液 風疹・麻疹の抗体の有無を調べます。抗体価が足りない場合にはワクチンの接種をお勧めすることもあります 各3,300円
ビタミンD 血液 妊娠・流産などに関わります 5,500円
※目安の値段に加え初診料(3,300円)、または再診料(2,200円)がかかります。血液検査の結果は1週間後にご来院いただき、お伝えいたします。
当院では以下の検査を組み合わせることをおすすめしています。
希望する検査項目にチェックを入れていただき、オーダーメイドに検査を受けていただくことも可能です。また院内で血圧測定も行います。
東京でブライダルチェックを受けるなら梅ヶ丘産婦人科まで

AMH(卵巣予備能検査)

卵巣の中の卵子は胎児の時期につくられ、妊娠20週にはおよそ700万まで増えますが、その後は急速に減少し、出生時には200万、思春期には20万まで減ってしまいます。思春期に月経が始まって以後は、1周期あたり約1000個の卵が発育し、そのうちの1個が排卵に至ります。

年齢による卵子の個数の変化

卵子は生後に新しく作られることはありません。すべての卵子は女性の年齢と同じだけ年齢を重ねていきます。思春期以後は年齢とともに徐々に卵子の個数は減少していきますが、減る速度には個人差があります。卵巣の中に今どれ位の数の卵子が残っているかを示す指標として、AMH(Anti-Müllerian hormone:抗ミュラー管ホルモン)という検査が用いられています。AMHはいずれ出産を考えるにあたり、非常に重要なマーカーとなり、妊娠するまでにどれくらいの時間の余裕があるのか、妊娠に向けて急がなければならないのかどうかを判断することが可能になります。

年齢による卵子の個数の変化

AMHと経腟超音波の所見を組み合わせるとより詳しい子宮・卵巣の評価ができます。子宮には子宮筋腫や子宮腺筋症などができる場合があり、これらは妊娠しにくさと関連します。また卵巣には卵巣嚢腫とよばれる手術が必要な嚢胞ができることもあります。子宮内膜症とよばれる妊娠率が著しく低下するような病気もあり、これらがあるかどうかを、妊娠しようとする前に知っておくことは重要なことです。
また検査の結果、卵子の個数が少なかったり、子宮筋腫・子宮内膜症などがあり妊娠を急いだほうよい場合、当院では卵子凍結や体外受精などで卵子・受精卵を保存しておくことができるため、ご本人の今後のライフスタイルにおいて最も有効と思われる選択肢を提示することができます。

甲状腺

甲状腺機能検査

甲状腺は首にある臓器の一つで、全身の代謝を司っています。甲状腺機能は流産・早産と関係することが知られています。
潜在性甲状腺機能低下症と呼ばれる、通常の甲状腺機能低下症の基準には満たさないものの、妊娠を希望している場合に問題になるものもあります。潜在性甲状腺機能低下症は、自覚症状はほとんどありませんので、血液検査をしてみないとわからない項目です。

クラミジア

クラミジア抗体検査

クラミジアは有名な感染症ですが、日本におけるクラミジアの感染者数は男性 15万人、女性 20万人と非常に多いことが知られ、とくに女性の場合には無症状での感染も多くあることが知られています。しかし、クラミジアは症状がない場合でも、卵管や腹腔内には大きな影響を及ぼすことがあります。たとえばクラミジアに感染すると排卵した卵子を卵管采へ取り込みにくくしたり、受精した卵子を子宮へと運んでいく卵管の機能を低下させてしまうことで、卵管性不妊や子宮外妊娠のリスクが増加します。

貧血・肝機能・腎機能

貧血・肝機能・腎機能は、これから妊娠を考えるかたが妊娠しても問題ない身体なのかどうかをチェックする検査になります。妊娠すると身体全体の循環血液量は50%増え、心拍出量も40%増えますが、分娩後には約1時間で急速に元の循環血液量に戻ります。
このような急激な血流量の変化は血管系に非常に多くの負担をかけるため、いま現在妊娠しても問題ない身体かどうかを知っておくことは重要です。他にも身体の不調の改善のため、または妊娠のために多くのサプリメントを飲んでいるかたが、それらのサプリメントによる肝機能・腎機能への影響が出ていないかどうかのチェックをすることもできます。

風疹・麻疹

風疹と麻疹

風疹・麻疹は妊娠初期に感染した場合、主に風疹は胎児の先天性奇形を、麻疹は流早産を引き起こす可能性があることが知られています。
風疹・麻疹の抗体価が低い場合にはワクチンを打つことで予防することができます。ただし、風疹・麻疹ともに弱毒生ワクチンであり、病原性を低下させた生きたワクチンを接種しているため、ワクチン接種後2ヶ月間は妊娠しないように注意する必要があります。

ビタミンD

ビタミンDは肝臓で代謝された後に細胞質内の受容体に結合して、核内の転写を活性化させます。ビタミンDの免疫制御作用が妊娠・着床・妊娠維持に関与していることから、ビタミンDが充分な量があるかたは、そうでないかたに比べて妊娠率・出産率が高くなると報告されています。また反復着床障害のかたにビタミンDが低いことが知られています。日本人は足りない方が多いといわれています。

卵子凍結

女性の年齢と出産率・流産率

当院では希望のあるかたに卵子凍結もご提供できます。グラフは日本における出産率・流産率のグラフですが、年齢が上がっていくと出産率が下がるだけではなくて、流産率が上がっていくことがわかります。妊娠率の低下や流産率の上昇は35歳を超えると顕著となりますが、その原因は年齢の上昇に伴う染色体の変化によるものです。
すべての卵子は女性が生まれた時に既に造られており、その後新たに造られることはありません。20歳の女性の卵子は20年前にできた卵子であり、40歳の女性の卵子は40年前にできた卵子です。女性の年齢があがっていくと卵子の染色体の変化が起きやすくなりますが、凍結した卵子では凍結した年齢のときから変化しません。少しでも若い年齢のときに卵子を凍結しておくことで、染色体の変化が少なく妊娠しやすく流産しにくい卵子を後の妊娠のためにとっておくことができます。

男性の検査

検査名 検査種類 検査内容 目安の金額(税込)
精液検査 精液 精液中の精子の状態を調べます 2,200円
内分泌ホルモン 血液 男性不妊のスクリーニング検査として有用です 6,600円
クラミジア 尿 現在クラミジアにかかっているかどうか調べます/リアルタイムPCR 3,300円
風疹・麻疹 血液 風疹・麻疹の抗体の有無を調べます。抗体価が足りない場合にはワクチンの接種をお勧めすることもあります 各3,300円
肝炎 血液 B型肝炎・C型肝炎の有無を調べます 4,400円
感染症 血液 梅毒・HIVの有無を調べます 6,600円
※目安の値段に加え初診料(3,300円)、または再診料(2,200円)がかかります。血液検査の結果は1週間後にご来院いただき、お伝えいたします。
希望する検査項目にチェックを入れていただき、オーダーメイドに検査を受けていただくことが可能です。
当院では以下の検査を組み合わせることをおすすめしています。
東京でブライダルチェックを受けるなら梅ヶ丘産婦人科まで

精液検査

精液検査 受付可能時間

精液検査は培養士の在院時間内に行う必要があります(月火木金は15時の予約まで、土曜は11時半の予約まで、水曜のみ18時半の予約まで検査が可能です)。

精液検査は2-5日間の禁欲期間をもって検査します。院内の採精室で採精する、もしくは、ご自宅に採精カップをお持ち帰りいただき採精後2時間以内に持参ください。
精液検査の結果が正常値に満たない場合には男性不妊である可能性があります。ただし、精液所見は精子濃度・運動率ともにその時々による変動があり、体調が悪かったり寝不足・大量飲酒後には、精液所見は悪くなる傾向があります。精液所見が正常値に満たない場合には、当院では2週間以上空けて再検査を行うことをお勧めしています。

内分泌ホルモン検査

男性不妊

内分泌ホルモン採血と精液検査の両方に異常所見が見られなければ、一般的な男性不妊のスクリーニングとして問題なかったと考えられます。内分泌ホルモンで最も頻度が高い異常はFSH(卵胞刺激ホルモン)の上昇です。精子形成が障害を受けているとFSHは上昇します。また男性ホルモンを産生する精巣のLeydig細胞が障害を受けているとLH・FSHが上昇します。逆に視床下部―下垂体から分泌されるホルモンが異常となっている場合にはLH・FSH・テストステロンが低下することもあります。

精液検査・内分泌ホルモン検査にて異常が出た場合には当院の男性不妊外来で男性不妊の専門の泌尿器科医師の診察をお受けいただくことも可能です。男性不妊の原因は様々ですが、検査により治療できるものもあります。また、パートナーとうまく性交ができない場合などもご相談ください。

風疹・麻疹・クラミジア

風疹・麻疹・クラミジアの詳細については女性側の検査をご覧ください。風疹の感染者のほとんどが20-40代で、かつ全体の8割弱が男性と言われています。また、妊婦の風疹・麻疹の多くはパートナーから感染すると報告されています。風疹・麻疹の抗体価が低い場合にはワクチンを打つことで予防することができます。また、男性がクラミジアに感染している場合には、女性を治療してもその後の性交渉でまた女性が感染するといわれており、男性が現在感染しているかどうかが重要になります。

ご予約・お問い合わせ

初診専用電話
受付時間
月~金 9:00~17:00
土 9:00~13:00

当院は完全予約制です。初診の方(診察券をお持ちでない方)はお電話にてご予約をお願いいたします。
不妊検査/不妊治療、プレ妊活/ブライダルチェックで初診される方は、WEBからもご予約いただけます。再診の方はWEB予約または自動電話でご予約ください。(※WEB予約・自動電話は24時間受付可能)