当院で体外受精・顕微授精により妊娠出産された方の、採卵時の最高齢は46歳です。
年齢が高い場合には、排卵する卵子の中に含まれる染色体の本数が23本より多くなったり少なくなったりすることが多くなり、1年に1, 2回かしか染色体の問題がない卵子を排卵しなくなります。体外受精を毎周期行うことが難しい場合もあり、ステップダウンしてなるべく毎月人工授精を行い、染色体の変化のない卵子に巡り合いやすくすることも一つの方法です。
ただし年齢が高くてもAMHが高く、残っている卵子の個数が多い方は、体外受精を行い多くの卵子を採取することで、1回の採卵で染色体の問題がない卵子と出会える確率が上がるため、積極的に体外受精を行なった方が良い場合もあります。

医療法人社団栄賢会梅ヶ丘産婦人科