排卵は脳下垂体からLHというホルモンが一度に大量に放出されることが引き金になって起こります。排卵検査薬は尿中のLHの上昇を調べる検査薬です。しかし、実際には排卵検査薬の結果はそれだけで排卵日を正確に予測できないことも多く、超音波検査による卵胞の発育と合わせてみて初めて意味のある結果が得られるものになります。また、黄体化未破裂症候群(LUF)といってきちんと排卵が起きていないケースもあり、これらは定期的に超音波検査でモニターしていくことで初めて明らかになります。排卵検査薬を用いる事は悪くはありませんが、それだけでは不十分であるといえます。