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Q. 梅ヶ丘産婦人科ではどれくらいの数の人工授精を行なっていますか?
当院では2020-24年までの4年間で9,300件の人工授精(年間約2,300件)を行いました。当院では必要最小限の治療で妊娠をしていただくために、体外受精を行わなくても妊娠できる可能性のある方に最初から体外受精は勧めず […]
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Q. 人工授精で何歳まで妊娠できますか?
当院の人工授精による妊娠の最高年齢は46歳(化学流産では47歳)です。 当院では精液所見に問題ない人の人工授精では、遠心沈降による精子へのダメージがないミグリス法を用いて行っています。ミグリス法は特に女性の年齢が高いとき […]
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Q. 人工授精を複数回行った時の妊娠率はどれくらいですか?
ここでは、2015年に当院が発表した17,000件の人工授精のデータを元にお示しします。人工授精は4-6回まで行われていることが多いことがわかります。また、2, 4, 6回目までの累積妊娠率はそれぞれ35歳未満:13.9 […]
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Q. 人工授精におけるミグリス法(MIGLIS法)は意味がありますか?
一般的な精子調製法であるパーコール法では、遠心分離機を用いて精子をふるいわけて精子を集めます(遠心沈降)が、遠心による精子DNAへのダメージが懸念されています。当院では精液所見が正常の場合には、精子調製法にミグリス法を用 […]
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Q. 人工授精の年代別の成功率はどれくらいですか?
当院では2020-24年までの4年間で9,300件の人工授精を行いました。2020-24年の当院の人工授精の妊娠率は、それぞれ30歳:13.9%、35歳:9.7%、40歳:5.0%、43歳:3.4%でした。 当院では人工 […]
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Q. 人工授精はどのような人がよい適応ですか?
人工授精では精子を調整して子宮の奥へ届けてあげられるため、精子が少ない軽度乏精子症や、子宮頸管粘液内の精子の動きが悪いヒューナーテストの不良、原因不明不妊、また性交障害・勃起障害などの場合には特に有効になります。日本人は […]
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Q. 人工授精は保険適用ですか?
2022年4月から一般不妊治療に保険が適用されるようになりました。これまでも不妊の原因を調べるための検査や、不妊の原因に対する治療には保険が適用されています。たとえば、排卵障害の原因検索のためのホルモン検査、卵管閉塞の有 […]
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Q. 人工授精は、体外受精とどう違いますか?
人工授精では精子を子宮腔へ注入することにより腟・子宮頸管をバイパスすることができ、通常のタイミング法と比べて妊娠率の向上が期待できます。しかし、人工授精では通常の妊娠と同様卵管を介した妊娠になります。 体外受精では人工授 […]
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Q. 人工授精は、行ってみる価値はありますか?
人工授精では精子を子宮腔へ注入することにより腟・子宮頸管をバイパスできるため、軽度乏精子症・ヒューナーテスト不良・原因不明不妊・性交障害などの場合に特に効果を発揮します。体外受精では受精卵を子宮内に直接戻すことで卵管を使 […]
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Q. 人工授精は、どのようにスケジュールをたてますか?
人工授精を行う際には超音波で卵胞の発育状態と尿中LHホルモンの検査から排卵日を推定し、その時期に合わせて行う必要があります。外来に通っていただいている間のデータの蓄積により、患者さまの予想排卵日の2,3日前に診察を行い、 […]